こんにちは!そうたです!
今ではみなさんの暮らしに欠かせないものになっている電気。北陸電力送配電は、その電気を北陸のみなさんがいつでも当たり前に、安心して使えるよう活動しています!

発電所でつくられた電気は、送電線・変電所・配電線など
いろいろな施設や設備を通ってみなさんの家庭や工場などに届けられています。
その電気の通り道をつくったり守ったりするのが、北陸電力送配電の仕事です。

発電所とみなさんが電気を使う場所の間には、さまざまな施設や設備があります!そのどこかでトラブルが発生すると、停電してしまうことも。停電になるとお部屋はまっくら。テレビがみられなくなったり、冷蔵庫(れいぞうこ)のアイスが溶けてしまったりなど、困ることがたくさん起こってしまいます! みなさんがいつでも安心して、必要なときに必要なだけ電気を使えるようにするのがボクたちの大切な仕事です!
送電そうでんの仕事
発電所でつくられた電気は、遠くまで効率よく送るため、発電所でまず高い電圧(=電気を送りだす力)に変えられます。その高い電圧の電気を鉄塔と太い送電線を使って発電所から変電所へ、変電所から次の変電所へ「送る」のが「送電」という仕事です。いくつかの変電所を通って、だんだんと、みなさんの家庭やお店で使いやすい電気になっていきます。
電気を送り届ける送電線に何かトラブルが起こると広い範囲(はんい)にわたって停電になるおそれがあります! そのため、日々の点検・メンテナンスはもちろん台風や地震、大雨、大雪の際には特に念入りに点検を行い、トラブルが起こらないよう努めています!
変電へんでんの仕事
発電所でつくられた電気は、遠くまで効率的に届けられるように高い電圧で送り出されます。その電気を、家庭の電化製品や工場の機械などで使いやすい電圧に変電所で「変えて」いくのが「変電」という仕事です。電気は発電所からみなさんの家に届くまでにいくつかの変電所を通り、少しずつ使いやすい電圧へと下げられていきます。
変電所
発電所から送られてくる高い電圧の電気を、みなさんが使いやすい低い電圧に変えて送り出す施設です。変電所には、高い電圧から低い電圧に変える「変圧器(へんあつき)」や、停電が起こったときに、その原因となっているエリアを他のエリアから切りはなすための「遮断器(しゃだんき)」、機器の点検の際に感電しないように電気の流れを切りはなすための「断路器(だんろき)」、雷が落ちたときに機器が故障しないように雷の電気を地面に逃がして機器を守るための「避雷器(ひらいき)」などがあります。
24時間365日、止まることなく働いている変電所に、もしもトラブルがあったら大変なことに!
だからボクたちは変電所のいろいろな設備を、日々、点検・メンテナンスしているんです!
配電はいでんの仕事
変電所から送られてきた電気を、みなさんの家庭やお店に「配(くば)る」ことを「配電」といいます。電気は変電所から配電線を通ってみなさんの街の電柱へ届きます。それから電柱の上の「柱上変圧器(ちゅうじょうへんあつき)」で家庭やお店で使える電圧にしてから、みなさんの元に届きます。配電線や電柱にトラブルがあると電気が届かなくなってしまうため、日々、これらの点検・メンテナンスを行うのも「配電」の大事な仕事です。
柱上変圧器
電柱の上に設置されている装置で、配電用変電所から送られてくる電圧の高い電気を、一般的な家庭やお店で使われる100ボルト・200ボルトの電気に変換(へんかん)しています。
高所作業車
人をのせたバケットは、高いときには地上約14mまで上がります。高いところで作業をするときに使います。
みなさんの街にあるたくさんの電柱は、みなさんの元へ「電気を配る」ためのもので、一番身近にある設備です。よく見てみると電線や柱上変圧器などの設備がたくさんついていますよ!
鳥の巣や木が原因となり停電が起こることもあるので、日々の点検で原因を取りのぞいていくのもボクたちの大事な仕事なんです!
給電きゅうでんの仕事
電気は貯めておくことができないので、電気を作る量と使う量を、いつも同じにしておく必要があります。そのために、電気が今どこでどう使われているのか、24時間365日、常にチェックして、電気を使う量を予測し、電気を作る量を発電所に指令したり、電気をムダなく運ぶためにどの送電線や変電所を通るかを決めたりして、電気を安定して届けるのが「給電」という仕事です。
また、全国の送配電会社と協力して、電気が足りなくなったときには、電気を送ってあげたり送ってもらったり、日本全体で助け合っています。
電気を使う量は季節や時間、天気によって変わります! 電気を使う量と作る量が常に同じになるように、電気が今どこでどれくらい使われているか、大きなモニターで常にチェックしています! 電気が余っても足りなくても大停電を引き起こす可能性があるので、電気を使う量を予測して、作る量を計算しながら、そのバランスをとっています!
災害さいがい事故じこ時の対応
北陸電力送配電では、電気を安定して届けるためにいろいろな取組みを行っています。しかし、自然災害などの影響で停電が起こり、一時的に電気が使えなくなることもあります。停電したときには、その影響を最小限におさえ、できるかぎり早く復旧させるのも北陸電力送配電の大切な仕事です。また、北陸エリア以外の地域で災害などが起こった際には応援に駆けつけて、みなさんの安心を取り戻せるように活動しています。
高圧発電機車
大きな発電機をのせた車で電気を作ることができます。停電したときに、みなさんの不便を少しでも早く解消するために緊急的に使用しています。また、北陸エリア以外の地域での災害応援などにも使われています。
サポートカー
大規模災害などが起こった際に、高圧発電機車や高所作業車などとともに被災地へ出動します。キッチンや仮眠スペースがあるので、現地での応援作業のため何日も寝泊まりすることができます。また、打合せをするためのスペースやパソコンを使うために必要な機器も備えています。
台風や雷、大雪などのほか、鳥・ヘビなどの動物や木が電線にふれてしまうのも停電の原因になります!
停電が起こってしまったときには、たとえ真夜中であってもすぐに復旧作業を行います!